皆さんこんにちは!ちむかな保育園です‼
いつも温かいご支援ありがとうございます✨
今回はちむかな保育園で行われた研修の様子をお届けいたします🔦
講師は、、、校長ちゃん?
今回は職員だけでなく保護者や関係者の方にも参加いただける研修を開催しました!
20名以上の方にご来園いただきました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
それでは、早速講師のご紹介です!
学校法人 立花学園 立花高等学校 校長 齋藤 眞人(さいとう まさと)氏
生徒たちからは「校長ちゃん」と親しみを持って呼ばれているそうです( *´艸`)
立花高校は8割の生徒が不登校経験者という全日制・単位制の高校です!
これまでの経験の中から魔法の言葉「それで、よかよか!」に至った経緯と
「寛容の精神が醸成される社会へ」をテーマにお話しいただきました!

苦悩と葛藤
参加者の皆様がそれぞれ色々な事を感じたと思いますが
ここからは私が感じたまま書いている為、少し見解にズレなど生じる可能性もありますが、
ご了承下さい(ノД`)・゜・。
先ほど述べた通り生徒の8割が不登校経験者、在学生の3分の2が何かしらの診断名がつくとの事
その中で私が最初に驚いたのは支援の仕方に違いがあった事です。
通常の支援は勧誘型支援、その子の手を引いて立ち上がらせる支援方法
もう一方は伴奏型支援、その子が立ち上がりたいと思った時に掴める手を準備している支援方法
もちろんどちらがいいという話ではないですが、
勧誘型は結果が出やすい反面、やった側の満足感への移り変わりや相互依存になる傾向から
立花高校では伴奏型支援に尽力されているそうです。
「へぇ~なるほど~そんなんも全然知らんかったぁ~」と
ここから私は一気に校長ちゃんの話に引き込まれ自分自身のこれまでの経験や考え方に対し
苦悩と葛藤が繰り返されていくのでした!
(なんかの物語の始まりか!笑)
当たり前の破壊
校長ちゃんは立花高校の教室の写真を見せてくれました!

何故、針時計とデジタル時計の二つあると思いますか?
校長ちゃんが参加者に問いかけます。
皆さんも何故だと思いますか?
少し考えて見てください!
針時計だと読めない方もいらっしゃるんです。
その方たちの為にデジタル時計も設置しているそうです。
ここで一人の学生の話をしてくれました。
入学前の情報として、その学生さんは時間が守れない、遅刻や集合時間など厳守することが難しい
という判断をされ入学してきたそうです。
学生と面談をした際、校長ちゃん不意に針時計を見せ何時か問いかけたそうです。
それまで流暢に会話をしていた生徒がどもってしまったそうです。
次にデジタル時計を見せ何時か聞くと何の問題もなく答えたそうです。
今回は時間という概念を理解していないのではなく、
アナログ時計を認識、把握する事が難しかっただけだと気付けたそうです。
ご家族に相談しデジタル時計を学生に与えてもらったところ
その学生の遅刻などはなくなったそうです。
その子は時間が守れないのではなく時間がわからなかったんです。
ここでの問題は針時計が読めない事ではなく
時計が読める=当たり前という感覚
こちらの当たり前を押し付けていたことで(針時計なんて誰でも読める)
遅刻癖、時間にルーズといった評価を下げる事につながっていたのは事実だと感じます。
研修の内容から、このような当たり前に悩み苦しみ
不登校につながってしまった事実がたくさんあるんだろうなと感じ取りました。
私はもぉ頭の中でぐるんぐるんと自問自答の繰り返しです!
校長ちゃんは決して当たり前が悪いわけではない、でも当たり前じゃなくても良いよね!
その寛容の感覚がとても重要だと常々伝えてくれていました。
同じ尊さ
研修の中で校長ちゃんは不謹慎かもしれないが
不登校が増える事は正常だとおっしゃっていました。
これまでの社会(学校)は同じであることを求めてきた
対立を避けみんな仲良くが大きく広がっている。
もちろん悪いことではない、しかし
「みんな同じでなければならない」
その一定の範囲内に入れない子ども(変わった行動・考え方えをする)の居心地が、、、。
ワンチーム、一致団結、心を一つに どれも、もちろん素晴らしいが、
「違っていても良い」と言うより違っている事の方が自然
かと言って必ず違わなければならないわけでもない。
同じであることも違っている事も同じように尊いのではないかという風に伝えてくれました。
ここでまた学生の話をしてくれました。
立花高校にお手伝いの依頼があったそうです。
そこで二人の学生がおにぎりを作る担当を買って出てくれたそうです。
そのおにぎりがこちら

どう思いましたか?
バラバラ、手を湿らせていないからくっついてる、ばらけているなどなど
意見は様々、
でも、ある少女が「私、おにぎり嫌いだからこのバラバラの方がいい」
また違う子が「私あんまりお腹空いてないからこの小さいのがいい」
おにぎりは同じサイズが当たり前!になっていた私。
しかし、異なるサイズのおにぎりがあることで、
いろいろな人の好みに合わせる事も出来たのも事実です。
キレイに揃った同じサイズのおにぎりも、異なる様々なタイプのおにぎりも
どちらも同じように尊いのではないでしょうか?
「当たり前を境目に線をひかない」と校長ちゃんは私たちに伝えてくれました!
誇り高き名前さえ書けば受かる学校
校長ちゃんはある気になるデータを見せてくれました。
日本財団18歳意識調査(6か国調査)

全て最下位、、、。
なんか一つでも1位ないのかな?と探したそうです!
ありました!

これが現実か、、、
でも、なんとなくわからなくはない結果じゃないですか?
私は見てそう感じました。
小さな頃からずっと
「他人に迷惑をかけてはダメよ!」
誰もが最低5回は聞いたことあるんじゃないですか?(もっとあるか!ワラ)
校長ちゃんは
「大人がしなやかさを失いすぎている。元気と迷惑は貸し借りできる。
自立とは『一人でなんでもできること』ではない」
また私の中で深い共感と困惑が頭に押し寄せてきている事は言うまでもありません。
一人の学生さんが毎日お母さんに「行ってきます」と家を出て
公園で過ごし不登校を隠していたそうです。
ある朝、限界を迎え玄関で嘔吐しお母さんに申し訳ない気持ちで
不登校の事実を告白したそうです。
お母さんは学生さんを抱きしめ気づけなくてごめんね
よう頑張ったね と言ってくれたそうです。
その学生はその時お母さんに頑張って学校に行きなさいと言われたら
もぉ人生をあきらめていたかもしれないと後から教えてくれたそうです。
その時お母さんが頑張ってたんやね、頑張ってるねと認めてくれた事で救われたと
みんな頑張ってますよね!
朝起きるのつらいけど頑張って起きてますよね!
100回の頑張れ!よりも、
たった一回のよう頑張ったね、頑張ってるね。が、
その子の命の居場所になる事もあるんだと改めて知れました。
どうしたの?どうしたいの?私はどうすればいいかな?
必要な支援が何なのかは大人が勝手に考えるものではない!
最後に校長ちゃんが語ってくれました。
立花高校は不登校を解決するのではなく
彼らが安心して不登校のままでいられる学校でありたいです
全て自分で考え自分で決断を重ねるとても厳しい学校です
名前を書けば受かる学校などと中身を知らない方々に冷やかしにで口にされているかもしれません。
その子が立ち上がりたいとき、この高校で立ち上がれるかも、何か変わるかも変えれるかも、
踏み出せるかも、何かきっかけになるかも、
学生も保護者もそんな想いで、
受験会場までの道のりで恐怖や色々な感情から嘔吐し、
受験票を握りしめながら行きたいけど体が言うことを聞かず布団から出れないのも乗り越え、
友達も一人もでず5年間も引きこもっていた子たちが、
それをずっと支え続けてきた保護者達が、
本当に最後にかける想いで来てくれ受験して名前を書いてくれた
これだけでじゅうぶんですと!
それで!よかよか!
これからも誇りをもって名前を書けば受かる高校であり続けたいと思います。と
校長ちゃんは締めくくりました。
その姿は正直に言ってカッコよかったです!
最後に
今回の内容は私の感覚に偏っている部分も多いかもしれません。
なので書くこともためらう中で書いたので至らない点も多いかと思います。
申し訳ありません。
しかし、何か感じて頂ければと思い報告させていただきました。
お子様をお持ちの皆様だからこそ日々の生活の中で自分の子育てや自分の人生に
悩まれることもあるかと思います。
正解がないからこそ「当たり前」の枠にとらわれがちな私たちに
メッセージをくれた気がして書かせていただきました。
著書なども出版されておりますが、あえてここで告知などは控えさせて頂きます。
気になる方は園の方までお問合せ下さい。
一方的な形で書くだけ書いてすみません。
ここまで長く書くこともないですが書きたいことがありすぎたのを
これでも何とか省略したのでご勘弁下さい。
最後まで読ん頂きありがとうございました。

みなさんいつも頑張ってるよね!
それで!よかよか!
憧れて早速使ってみました!( *´艸`)

今回はこの辺で🌠
また次回お楽しみに😍

